特別食、つい「追加でいただきたい」と思ってしまうけど…
クリスマスは、うちのホームでもケーキを出しました。
クリスマス・正月・誕生日など、「今日はちょっと豪華にしたいな」と思う日はどうしても出てきます。そのときに悩みがちなのが、グループホームの食費の扱いです。
この話、知らないと監査で普通に突っ込まれるポイントなので、自分たちの運用を一度見直してもらえたらと思います。
まず結論:食費は「最初に決めた金額」がすべて
この記事で持ち帰ってほしいのは、これだけです。
🟥 食費は、最初に届け出た金額がすべて。特別な日でも、追加徴収はしてはいけない。
理解しているつもりでも、実際の現場ではつい判断を間違えやすいところなので、順番に整理します。
グループホームの食費の基本ルール
グループホームの食費は、運営規程としてあらかじめ県に金額を届け出ています。
そのため指導としては、
🟥 その金額以上は徴収してはいけない
という扱いになります。
🟦 食費は「実費負担」と言われますが、ここでいう実費とは「食費という枠の中で精算する」という意味で、実際の食材費をそのまま請求してよい、という意味ではありません。
数字で見るとこうなります
例として、こうなります。
- 10万円徴収 → 10万円使用 → OK
- 10万円徴収 → 9万円使用 → 1万円返金
- 10万円徴収 → 11万円使用 → 超過分は請求できない(事業所持ち)
🟥 赤字になっても、「今月ちょっと多かったから追加でお願いします」はできません。
🟥 お米が高い、物価が上がっている…つい請求したくなりますが、それはNGです。
特別食でやりがちなミス
🟨 ここで一番事故りやすいのが特別食です。
🟥 特別にケーキを出す →「じゃあ1人600円追加で」NG
監査で実際に言われたこと(埼玉県のケース)
これは実際の監査で言われた内容です。
1食いくらと決めている場合、
「今日はお寿司だから、お昼は1000円ね」 → NG
「今月の食費が1000円分余っているので、お寿司ね」 → OK
🟥 監査側からすると、追加で利用料を取ること自体を基本的に良しとしていないというスタンスです。
自分のホームではやっていませんでしたが、「よくある間違い」として注意喚起されました。
うちのホームの運用(参考)
うちは1食430円(朝・昼・夕すべて同額)です。宅食ではなく食材を買ってきて調理しています。
毎食きっちり430円で作れるわけではないので、食費を管理して、浮いた分は外食やちょっと良い食材などでできるだけ食事として還元しています。
そのうえで余った分は年1回返金としています。
まとめ
少なくとも埼玉県の監査では、
- 🟥 食費は届け出た金額で徴収する
- 🟥 赤字でも追加請求はできない
- 🟥 特別食だからといって別途徴収するのもNG
- 🟦 監査側も「よくある間違い」と認識している
という扱いになります。
クリスマスケーキを買いながら、「あ、これ大事な話だったな」と思い出したので、書いておきました。


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