市町村から、「報酬請求について、一部確認したい点があります」という連絡がありました。
いわゆる差し戻しです。
内容を確認して整理したところ、今回は大きな問題はなく、無事に解決しました。ただし、今月分の報酬請求は来月扱いになります。
こういうこと、実は珍しくありません。
運営していると「あるある」な出来事ですが、現金の入ってくるタイミングがずれるという意味では、地味に痛いところです。
せっかくなので、「報酬請求って、だいたいこんな流れだよ」という話を、ざっくりまとめておきます。
この記事で分かればOKなこと
細かい制度解説はしません。これだけ分かっていれば十分、というポイントだけです。
- 支援した月に、すぐお金が入るわけではない
- 請求が通っても、入金は数か月後になる
- 差し戻しがあると、さらに遅れることがある
つまり、
だから、資金管理が大事という話です。
障害者グループホームの報酬請求【超ざっくり】
国保連請求とは?
グループホームの報酬は、国民健康保険団体連合会(国保連)を通して請求します。
国保連は各都道府県にあり、市町村などから委託を受けて、給付費の審査・支払いを行っています。
グループホームは、「この利用者さんに、今月こういう支援をしました」という実績をまとめて、国保連に請求します。
請求のタイミング
- 毎月 1日〜10日 が請求期間
- 前月分 のサービス実績をまとめて請求
- この期間を逃すと、その月は請求できません
「支援したらすぐ請求」ではなく、月ごとにまとめて後出し、という仕組みです。
入金のタイミング
国保連からの入金は、請求した 翌月の月末ごろになります。
つまり、
4月に支援→5月に請求→6月末ごろに入金
というイメージです。

実際に支援してから、2か月程度あとにお金が入る、という感覚になります。
差し戻し(返戻)とは?
請求内容に、
- 不備がある
- 数字や記録に矛盾がある
- 実績と合わない部分がある
こういった場合、請求はそのまま支払われず、差し戻しになります。
制度上の正式な言い方では「返戻(へんれい)」ですが、現場では「差し戻し」と言われることも多いです。
返戻になると、
- 内容を修正
- 翌月以降に再請求
となり、入金はさらに後ろにずれます。
今回のように、「確認して整えたら通った」というケースもあれば、修正に時間がかかることもあります。
だから、資金管理が大事
この業界は、
- 🟨 支援しても、すぐにお金は入らない
- 🟨 請求が通っても、入金は数か月後
- 🟨 差し戻しがあると、さらに遅れる
という構造です。
資金に余裕を持たせていないと、途中で資金が詰まるリスクが出てきます。
派手な話ではありませんが、運営していくうえでは、かなり重要なポイントです。
(補足)まれに「返還」になることもあります
🟦 頻繁ではありませんが、過去にさかのぼって返戻を求められるケースもあります。
その結果、
🟥 「お金を返してください」と求められる
これが返還です。
人間ですから、どんなに気をつけていてもミスは起こります。
そのときに、ある程度まとまった金額をすぐに用意できないと、運営上かなり苦しくなります。
まとめ:ざっくり知っておくのが大事
報酬請求の仕組みを、最初から細かく理解する必要はありません。
ただ、
- お金が入るまでに時間がかかる
- トラブルがあると、さらに遅れる
- 場合によっては返すこともある
このざっくりした全体像を知っているかどうかで、資金管理の考え方は大きく変わります。
「そういう仕組みなんだな」と一度頭に入れておくだけでも、十分です。


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